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納豆と乳酸菌の関係:最強の善玉菌コンビで腸内環境を整える

  • 執筆者の写真: UR
    UR
  • 2月20日
  • 読了時間: 3分

納豆も乳酸菌も、どちらも私たちの健康を支える「食品・善玉菌」として知られています。しかも、納豆に含まれる納豆菌は乳酸菌と同じ善玉菌であり、腸内環境の改善に役立つことが分かっています。


この記事では、納豆菌と乳酸菌それぞれの特徴と役割、そしてその相乗効果について詳しくまとめています。


乳酸菌、ナットウキナーゼ、ビタミンK2、食物繊維、S-903納豆菌を含む納豆

目次


  1. 納豆菌の特徴と役割

納豆菌(Bacillus subtilis var. natto)は、稲わらや枯草などに生息する強靭な細菌で、以下のような特性と役割を持っています。

  • 過酷な環境に強い

    納豆菌は芽胞を形成することで、熱や胃酸といった過酷な環境にも耐えることができ、生きたまま腸まで到達します。これにより、腸内で直接善玉菌として働くほか、乳酸菌やビフィズス菌の増殖をサポートし、悪玉菌の抑制にも寄与します。

  • オリゴ糖の産生

    納豆菌は、腸内の乳酸菌のエサとなるオリゴ糖を産生します。これが乳酸菌の増殖を助け、腸内環境全体を整える役割を果たします。


  1. 乳酸菌の特徴と役割

乳酸菌は、糖を分解して乳酸を生成することで腸内のpHを低下させ、悪玉菌の増殖を防ぐ働きを持っています。しかし、乳酸菌には以下のような性質があります。

  • 熱や胃酸に弱い

    多くの乳酸菌は、熱や胃酸に弱く、生きたまま腸に届かない場合もあります。とはいえ、死滅した乳酸菌も腸内で善玉菌のエサとなり、結果として腸内環境の改善に貢献します。

  • 腸内の環境調整

    乳酸菌が産生する乳酸は、腸内のpHを下げることで悪玉菌の活動を抑制し、腸内全体のバランスを整える効果があります。


  1. 納豆と乳酸菌の相乗効果

納豆と乳酸菌は、それぞれが持つ特性を補完し合うことで、より効果的に腸内環境を整えることが期待されています。

  • 同時摂取での効果向上

    例えば、納豆とキムチを一緒に食べる「納豆キムチ」は、納豆菌と乳酸菌の両方を摂取できる理想的な組み合わせです。納豆菌が乳酸菌の増殖を促すオリゴ糖を産生し、乳酸菌が腸内のpHを下げることで、両者が協力して悪玉菌を抑制します。

  • 補完的な働き

    納豆菌は、熱や胃酸に強い特性を持つため、乳酸菌がうまく腸まで届かない場合でも、その働きを補完することができます。逆に、乳酸菌の生成する乳酸が、納豆菌をはじめとする他の善玉菌の活動を後押しするため、両者が協力して健康な腸内環境を維持します。


  1. 応用商品とまとめ

近年、納豆菌と乳酸菌の相乗効果に着目した新しい商品開発も進んでいます。たとえば、タカノフーズとキリンが共同開発した「すごい納豆ゴールド プラズマ乳酸菌たれ付」は、特許取得の「S-903納豆菌」を使用した納豆に、キリンの独自素材「プラズマ乳酸菌」を配合したたれを添えた商品です。


このような取り組みは、免疫機能の維持や腸内環境の改善を目指した機能性表示食品として、注目を集めています。このように、納豆と乳酸菌は、それぞれ独自の特性を持ちながらも、組み合わせることでより大きな健康効果を発揮します。納豆菌は、厳しい環境下でも生き抜く力で腸内に到達し、乳酸菌は腸内のpHを整えることで善玉菌の活動を促進。さらに、納豆菌が乳酸菌のエサとなるオリゴ糖を生み出すことで、両者の協働は腸内環境の改善に大きく寄与します。


日々の食事に納豆や乳酸菌を取り入れることで、腸内環境のバランスを整え、健康維持に役立ててみませんか?納豆と乳酸菌の持つ可能性に注目しながら、より豊かな食生活を追求していきましょう。



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