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​次世代ブログ

【大阪万博2025】大失敗?見どころや問題点など徹底解説!

  • 執筆者の写真: UR
    UR
  • 4月8日
  • 読了時間: 9分

「大阪万博2025、いよいよ開幕間近!」(R7.4.8)


テレビやネットで連日情報が流れ期待が高まる一方で、「準備、本当に間に合ってるの?」 「会場で高濃度のメタンガスが検出されたって聞いたけど、安全なの?」「そもそもチケット高すぎない…?」といった不安や疑問の声も聞こえてきますよね。1970年の大阪万博の熱狂を知る世代も、まったく知らない若い世代も、今回の万博が一体どんなものなのか、そして様々な問題を乗り越えて無事に開催され、成功するのか、気になっているのではないでしょうか?この記事では、そんな**『大阪万博2025』**について、

  • そもそもどんな万博なの?テーマは?

  • 何が見れる?注目のパビリオン(展示)は?

  • 心配されている問題点(安全性、準備状況、費用など)

  • 55年前の大阪万博(1970)とは何が違うの?

  • チケット情報と行く価値

など、あなたが知りたい情報を総まとめ!期待も不安も、良い点も悪い点も、分かりやすく徹底解説します。行くかどうかの判断材料に、あるいは行った後の答え合わせにぜひお役立てください!


目次


  1. そもそも「大阪万博2025」とは?いのち輝く未来

まずは基本情報から押さえましょう!

  • 正式名称:2025年日本国際博覧会(略称:大阪・関西万博)

  • 開催期間:2025年4月13日(日) ~ 2025年10月13日(月・祝) の184日間

  • 場所:大阪湾の人工島**「夢洲(ゆめしま)」**

    大阪湾の人工島**「夢洲(ゆめしま)」**
  • テーマ:「いのち輝く未来社会のデザイン (Designing Future Society for Our Lives)」


今回の万博のテーマは、ズバリ「いのち」。健康で、豊かで、より良く生きるとはどういうことか、そして、持続可能な社会をどうデザインしていくか、という壮大で普遍的な問いを、世界中の国々や企業、そして私たち一人ひとりが一緒に考える場を目指しています。特に、コロナ禍の経験、さらにはAIの目まぐるしい進化によって『人間の役割』や存在意義が問われている今、「いのち」の大切さはより身近なテーマですよね。この大きなテーマを掘り下げるために、3つのサブテーマが設定されています。


  • いのちを守る (Saving Lives):健康、医療、防災、自然との共生など

  • いのちを育む (Empowering Lives):教育、食、AI・ロボットによる可能性の拡張など

  • いのちをつなぐ (Connecting Lives):コミュニケーション、共創、データ活用社会など


そして、単に未来の技術や展示を見るだけでなく、**「People's Living Lab(みんなで未来社会を実験する場)」**というコンセプトのもと、来場者自身が未来を体験し、考え、アイデアを共有する、参加型の万博を目指している点も大きな特徴です。


  1. 未来体験がここに!注目のパビリオン&見どころ紹介

では、具体的に会場ではどんな未来体験ができるのでしょうか?注目のパビリオンをいくつかピックアップしてご紹介します!



  • 個性が爆発!「シグネチャーパビリオン」(8人のプロデューサーによる未来館) 万博の目玉とも言えるのが、各界の著名なプロデューサー8人が、それぞれの視点で「いのち」をテーマに作り上げるパビリオンです。

    石黒浩館
    石黒浩館
    • 石黒浩館(未来のいのち): 悪の帝王みたいな形相ですが、アンドロイド研究の第一人者です。そんな彼が描く、人間とロボットが共生する未来。リアルなアンドロイドに会えるかも?

      落合陽一
      落合陽一
    • 落合陽一館(null²): メディアアーティストが問いかける「生命とは何か」。デジタルと現実が融合した新しい生命観を体験?

      小山薫堂
      小山薫堂
    • 小山薫堂館(EARTH MART): 「食」を通じていのちの循環を考える。未来の食料やサステナブルな食卓を提案。

      中島さち子
      中島さち子
    • 他にも、**宮田裕章氏(データ科学)、中島さち子氏(ジャズピアニスト・数学者)、福岡伸一氏(生物学者)、河森正治氏(アニメ監督)、河瀨直美氏(映画監督)**といった、多彩な顔ぶれが創り出す、刺激的な未来体験が待っています!

  • 日本の魅力と技術を発信!「日本館」など 日本政府が出展する**「日本館」では、「JUNKAN(循環)」をテーマに、自然との共生や持続可能な社会への取り組みを紹介。会場のゴミからエネルギーを作る実証実験なども行われます。他にも、健康長寿を目指す「大阪ヘルスケアパビリオン」や、関西の魅力を詰め込んだ「KANSAI PAVILION」**なども注目です。

    大阪ヘルスケアパビリオン
  • 企業が見せる未来のカタチ「民間パビリオン」

    NTT、パナソニック、三菱グループ、住友グループ、吉本興業、バンダイナムコ(ガンダムパビリオン!?)など、日本の名だたる企業が、それぞれの技術やアイデアを結集し、未来の生活や社会を提案するパビリオンを出展予定です。ワクワクするような新しい技術やサービスに出会えるかもしれません。

  • 世界と繋がる!「国際パビリオン」

    約160の国と地域が参加予定!各国が、それぞれの文化、技術、そして未来へのビジョンを披露します。世界旅行気分を味わいながら、多様な価値観に触れることができるでしょう。(ただし、後述するように参加辞退や準備遅れの懸念も…)


これら以外にも、様々なイベントやショー、グルメなどが予定されており、一日では回りきれないほどのコンテンツが用意されるはずです。


  1. でも…大阪万博を取り巻く3つのリアル問題点

期待が高まる一方で、大阪万博2025には、開催前から多くの課題や懸念点が指摘されています。主なものを3つ見ていきましょう。



  • ① 会場の安全性は?「メタンガス爆発」の危険性は消えた?

    会場となる夢洲は、元々ゴミなどを埋め立てて作られた人工島。そのため、地中から可燃性のメタンガスが発生するリスクが指摘されていました。実際に、2024年3月には建設現場のトイレでメタンガスに引火する爆発・火災事故が発生。さらに、開幕直前の2025年4月にも、会場の一部で爆発の可能性がある高濃度のメタンガスが検知され、一時立ち入り禁止となる事態も報じられました。主催者側は安全対策を強調していますが、「本当に大丈夫なの?」という不安の声は根強く残っています。

  • ② 本当に間に合うの?「準備の遅れ」と「参加国減少」の現実

    海外パビリオンを中心に、会場建設の遅れが繰り返し報道されてきました。「開幕までに全てのパビリオンが完成するのか?」という懸念は、開幕三日前になった未だに払拭されていません。また、当初の予定よりも参加を見送る国が出ているという情報もあり、「国際博覧会」としての魅力が薄れてしまうのではないか、という心配もあります。

  • ③ やっぱり高い?「チケット料金」と複雑なシステムへの不満

    「万博に行ってみたいけど、チケット代が高い…」と感じている人は多いようです。 【主なチケット料金(大人・税込)】

    • 1日券(通常期間):7,500円

    • 開幕券(4/13-26):4,000円

    • 前期券(4/13-7/18):5,000円

    • 平日券:6,000円

    • 夜間券(17時以降):3,700円

    • シーズンパス(期間中何度も):30,000円

    • 1970年の大阪万博の入場料(大人800円)と単純比較はできませんが、現在の物価を考えても、特に家族連れなどには大きな負担です。もっと言えば、格差が顕著に広がる現代において、来場できるのは「未来」ある一部の層になるのは明白です。さらに、入場には原則としてオンラインでの日時予約が必要で、人気パビリオンは抽選になるなど、手続きの煩雑さも不評の一因となっています。

当初予算を大幅に超える建設費の高騰

この他にも、当初予算を大幅に超える建設費の高騰(あの巨大な木製リングは閉幕後どうなるの?という疑問も)や、公式キャラクター**「ミャクミャク」のデザインに対する賛否**など、様々な点で国民の厳しい目が向けられています。

ミャクミャク

  1. 55年前の熱狂再び?「1970年大阪万博」との違い

「万博」と聞いて、1970年に同じ大阪で開催された日本万国博覧会(大阪万博)を思い出す方もいるでしょう。あの時の熱狂と比べて、今回はどう違うのでしょうか?

項目

1970年 大阪万博

2025年 大阪・関西万博

時代背景

高度経済成長期、未来への楽観論

低成長、パンデミック後、環境問題、多様性

テーマ

「人類の進歩と調和」

「いのち輝く未来社会のデザイン」

焦点

科学技術の発展、宇宙開発、大量生産

SDGs、ウェルビーイング、共創、デジタル(AI)

規模

巨大(約6400万人来場)

目標約2800万人

雰囲気

高揚感、お祭りムード

課題意識、未来への問いかけ

簡単に言うと、1970年の万博が**「科学技術の進歩ってすごい!未来はバラ色だ!」**という、当時の日本の勢いを象徴するようなイベントだったのに対し、2025年の万博は、**地球規模の課題(環境、健康、格差など)を踏まえ、「これからの社会、どうデザインしていく?」**と、より現実的で、参加者と共に未来を考えることを目指すイベント、と言えるでしょう。あの時の熱狂を再現するのは難しいかもしれませんが、現代ならではの意義を見出すことができるかが問われています。


  1. 結局「行く価値」ある?成功への期待と乗り越えるべき壁

様々な課題が指摘される大阪万博2025ですが、もちろん期待される効果もあります。

  • 期待される効果

    • 経済効果:関西地域を中心に、観光客増加や関連産業の活性化、雇用創出(短期的だが)など。

    • 技術革新のアピール:日本の持つAI、ロボット、環境技術などを世界に示し、新たなビジネスチャンスを生む可能性。

    • 国際交流の場:世界中の人々が集い、文化交流や相互理解を深める機会。

    • 未来へのヒント:SDGs達成や、より良い社会のあり方について、世界中の知恵やアイデアに触れ、考えるきっかけ。

  • 成功への課題

    • 国民の関心を高められるか?:チケット販売の伸び悩みや、低い関心度をどう克服するか。

    • 本当に「行ってよかった」と思えるか?:準備遅延を乗り越え、魅力的でスムーズな運営ができるか。また、高いチケット代や税金投入に見合うだけの体験価値があるか。

    • 安全・安心の確保:メタンガス問題をはじめとする安全対策への信頼を回復できるか。開催後の会場でガス爆発でも起きようものなら、大惨事に繋がるリスクも!?


現状では、成功への道筋は決して平坦ではありません。開幕後の盛り上がり次第、という側面も大きいでしょう。過去の万博でも、開幕前は不安視されながら、始まってみると大きな成功を収めた例もあります。


未来都市

  1. 未来への期待と現実の課題~大阪万博2025

『大阪万博2025』は、「いのち輝く未来社会のデザイン」という、今の時代だからこそ考えたい重要なテーマを掲げています。最先端の技術に触れたり、世界の多様な文化に触れたり、未来の社会のあり方について考えたりする、貴重な機会となる可能性は十分にあります。


しかしその一方で、安全性への懸念、準備の遅れ、費用の問題、そして国民の共感が十分に得られていないという、無視できない課題も抱えています。最終的に、この万博に行く価値があるかどうかは、あなたが何を期待し、何を重視するかによって変わってくるでしょう。ただ一つ言えるのは、この万博が良くも悪くも今の日本の姿、そして私たちがこれからどんな未来を目指していくのかを映し出す鏡となるかもしれない、ということです。


開催まであとわずか。まずは情報を集め、様々な視点からこの一大イベントを見つめ、自分なりに「大阪万博2025」とどう向き合うか、考えてみることから始めてみてはいかがでしょうか。

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