大麻の秘密 | 日本人が失った心とルーツ
- Ruck D Ruther
- 2024年8月21日
- 読了時間: 11分
更新日:2月16日
序章:閉ざされた扉の向こう側
古来より人類と歴史を共に歩んできた植物、大麻草。衣食住を支え、文化を彩り、時には薬草として癒しを与えてきた。しかし、現代の日本ではその名はタブーとされ、その真の姿や価値は分厚いベールに隠されている。
だが世界に目を向ければ、CBDや医療用大麻など、新たなカタチでその時代を迎えようとしている。いや、既に迎えているのかもしれない。医療、産業、環境... その可能性は無限大。閉ざされた扉の向こう側には、一体どんな未来が待っているのだろうか?
目次
免責事項:本記事は大麻に関する歴史的事実、科学的根拠、および世界各国の現状に基づいて執筆されています。ただし、一部には筆者の個人的な見解や信念が含まれる場合がありますので予めご了承下さい。なお、日本において大麻は違法であり、大麻取締法を犯す事を「扇動・教唆・示唆・ほう助」する目的はありません。

第一章:歪められた歴史と隠された真実
日本人の遠い祖先でもある縄文人。そんな縄文時代の遺跡から発見された土器から大麻繊維が確認され、日本における大麻利用の歴史は1万年以上前に遡ることが明らかになっている。また、古事記や日本書紀にも大麻に関する記述が見られます。
古事記では神聖な植物として大麻が登場する。天照大神が天岩戸に隠れた際、天宇受売命(あめのうずめのみこと)が踊りを披露した場面で、
天の香山の小竹葉を手草に結ひて、天の真拆の葛を鬘にかけ
という記述がある。「小竹葉」は一般的に笹の葉と解釈されますが、一部の研究者はこれを大麻の葉だと主張しています。「鬘(かずら)」は髪飾りですが、これも大麻繊維で作られた可能性が示唆される。
日本書紀では医療や神事における利用について触れられています。例えば、
崇神天皇60年、大麻を献上する儀式が行われた。
応神天皇14年、大麻で作った布を神前に供えた。
といった記述がある。これらの記述からも、古代において大麻が神聖視され重要な役割を果たしていたことが分かる。しかしこれらの記述は断片的であり、具体的な使用方法や栽培方法などについては詳しく記されていないため、古代における利用実態を正確に把握することは困難だ。それでも、古事記や日本書紀に大麻が登場すること自体、古来より日本文化と深く結びついていたことを示す重要な証拠と言えるでしょう。
参考著書:大麻と古代日本の神々
そんな歴史を持つ日本と大麻だが、その歴史に深い影を落としたのは戦後、マッカーサー率いるGHQの占領政策により、日本に深く根付いていた大麻文化は瞬く間に闇へと葬り去られた。
GHQによる大麻取締り: 1948年、GHQ指導の下「大麻取締法」が施行され大麻は厳しく規制された。これは、当時のアメリカにおける大麻禁止の流れを汲んだものであったが、日本の伝統や文化を無視した一方的な政策でした。
隠された真実:しかし歴史を紐解けば、大麻は古来より日本人の生活に欠かせない存在だ。神道儀式での使用、衣類や紙の原料としての利用、さらには医療における活用など、その用途は多岐に及びます。
大麻の多様な側面:大麻は単なる「麻薬」ではない。向精神作用を持ち違法なTHCだけでなく、CBD(カンナビジオール)やCBN、CBGやCBCなど、様々な "カンナビノイド" という有効成分が含まれいる。CBDはてんかん、慢性疼痛、不安障害などの治療に効果が期待されており、世界中で研究が実証され進められています。CBDとTHCの違い
70年以上の時を経て:そして今、70年以上の時を経てようやくその扉が開かれようとしている。世界では大麻の医療効果や経済効果が見直され、数々の国や地域で合法化の波が押し寄せています。日本も、この流れに乗り遅れるわけにはいかないのだが...。(大麻産業を切り開くリーダー、イノベーターが現れない。)
真実は光を放ち続ける:未だ根強い偏見と誤解が真実を覆い隠している。だが、まるで歴史の闇に葬られた秘宝のように、真実は光を放ち、静寂と共に時が来るのをじっと待っている。

第二章:世界が認めた大麻の力
世界では医療用大麻としての効果や娯楽用大麻の経済効果が認められ、多くの国や地域で合法化が進んでいる。下記図のように、数多くの国々が医療用大麻や娯楽用大麻の合法化に踏み切っています。
2024年時点での大麻合法化状況
国・地域 | 状況 | 備考 |
合法化済み(一部または全部) | ||
ウルグアイ | 娯楽用・医療用ともに合法 | 世界初の娯楽用大麻合法化国家 |
カナダ | 娯楽用・医療用ともに合法 | G7で初の娯楽用大麻合法化 |
アメリカ合衆国 | 州によって異なる | 連邦レベルでは非合法だが、多くの州で医療用・娯楽用が合法化 |
メキシコ | 娯楽用・医療用ともに合法 | 最高裁判決により事実上合法化 |
南アフリカ共和国 | 娯楽用・医療用ともに合法 | 自宅での使用・栽培が合法 |
ポルトガル | 非犯罪化 | 所持・使用は違反だが、刑事罰ではなく行政罰 |
オランダ | 事実上の合法化 | コーヒーショップでの販売・使用が黙認 |
スペイン | 個人の使用・栽培は合法 | 販売は非合法 |
その他 | アルゼンチン、オーストラリア、ベルギー、チリ、コロンビア、コスタリカ、チェコ共和国、ドイツ、イタリア、ジャマイカ、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ニュージーランド、ペルー、スイス、タイなど | 多くの国で医療用大麻が合法化、一部の国では娯楽用も合法化 |
強固な姿勢を変えない国 | ||
日本 | 厳格な規制 | 医療用大麻も未解禁、使用罪創設の可能性 |
中国 | 厳格な規制 | 違法栽培・所持・使用は厳罰 |
シンガポール | 厳格な規制 | 違法な薬物に対する罰則は非常に重い |
インドネシア | 厳格な規制 | 違法な薬物に対する罰則は非常に重い |
マレーシア | 厳格な規制 | 違法な薬物に対する罰則は非常に重い |
その他 | アラブ首長国連邦、サウジアラビア、イラン、北朝鮮など | 多くの国で厳格な規制が敷かれている |
世界的に見ると大麻合法化の流れは加速しており、多くの国が医療や経済の観点からその可能性を探っている。一方で日本を含む一部の国では、依然として厳しい規制が続いています。これらの国々における姿勢は、文化的な背景、宗教的な価値観、政治的な思惑など、様々な要因が複雑に絡み合っています。
医療用大麻の力
慢性疼痛:がんや神経障害などによる慢性的な痛みに対し、大麻は鎮痛効果を発揮することが報告されています。オピオイド系鎮痛剤のような依存性や副作用が少ないことも大きなメリットです。
てんかん:難治性てんかんの治療薬として、CBD(カンナビジオール)を含む医薬品が承認され、発作の頻度や重症度を軽減する効果が期待されています。
PTSD(心的外傷後ストレス障害):トラウマ体験によるフラッシュバックや悪夢、不安などを軽減する効果が期待されています。従来の治療法では効果が得られなかった患者にも新たな選択肢を提供しています。
その他:多発性硬化症、がん治療に伴う吐き気・嘔吐、緑内障、アルツハイマー病など、様々な疾患に対する大麻の治療効果が研究されています。
経済における娯楽用大麻の力
雇用創出:大麻産業は、栽培、加工、販売など、様々な分野で雇用を生み出します。特に、若年層の雇用促進や地域経済の活性化に貢献することが期待されています。
税収増加:大麻の販売には税金が課されるため、政府にとって新たな財源となる。その税収は、医療、教育、インフラ整備などに活用することができます。
観光客誘致:大麻観光は新たな観光資源として注目を集めています。特に、医療用大麻を求めて海外から訪れる患者も増加しており、医療ツーリズムの発展にも繋がります。そして何より、日本のルーツでもある日本産大麻の栽培が盛んになれば、日本が誇る食文化やアニメなどと並ぶほどの魅力を生み出す可能性を秘めている。
大麻合法化は単に経済的な利益をもたらすだけではない。それは社会全体の意識改革を促し、新たな価値観を生み出す可能性も秘めている。
多様性の尊重:大麻に対する偏見や差別をなくし、多様な価値観を認め合う社会の実現に貢献。
個人の自由:自己責任のもとでの大麻使用を認めることで、個人の自由と自律性を尊重。
持続可能な社会:環境に優しい大麻産業の育成は、持続可能な社会の実現に貢献。
閉ざされた社会に新たな風を吹き込む、希望の光。私たちはその光を正しく受け止め、未来を切り開いていく必要があるのではないでしょうか?世界が認めた大麻の力、果たして日本の未来のために活かすことができるでしょうか?

第三章:日本よ目を覚ませ
黒船来航、明治維新、そして敗戦。激動の歴史の中で日本は幾度となく自らのアイデンティティを問い直してきた。鎖国から開国へと舵を切り、西洋の文化や技術を貪欲に吸収することで近代化を成し遂げた日本。しかし、その過程で大切な何かを失ってしまったのではないだろう?戦後GHQの占領政策により、日本は再び鎖国状態へと追い込まれた。それは物理的な鎖国ではなく「精神的な鎖国」。GHQの押し付けた価値観や制度は日本の伝統や文化を蹂躙し、今もなお日本人の真のルーツを隠し続けている。その傷跡の一つが、大麻取締法だ。

大麻:失われた伝統と可能性
何度も記述の通り、大麻は古来より日本人の生活に深く根付いていた。神道儀式、衣食住、医療... その用途は多岐にわたり、まさに日本の文化と精神性を象徴する植物でした。
今、世界は変わりつつあります。大麻の医療効果や経済効果が認められ、多くの国々で合法化が進んでいます。しかし、日本は未だに古い価値観に囚われ、その可能性を放棄している。それはまるで、自らのルーツを否定する行為。戦争に負け心やルーツまで失った日本が、今こそ取り戻すべきモノは何でしょうか?
次世代のリーダー・イノベーターたちへ
次世代を担う若者たちよ、今こそ立ち上がれ。固定概念を打ち破り未来を切り開け。大麻は日本の未来を照らす、希望の灯火となる可能性を秘めている。
医療:難病に苦しむ人々を救う、新たな治療法の開発。
産業:地域経済を活性化させる、持続可能な産業の創出。
環境:地球環境を守る、新たな資源としての活用。
文化:伝統文化の復興、新たな創造性の開花。
娯楽:ストレスで溢れかえった社会に、心身の癒しを。
これほどまでに可能性を秘めた植物を、日本はなぜ恐れるのか?それは、無知から生まれる偏見、そして変化を恐れる古い価値観の呪縛。今こそ日本の伝統と心を、そして未来への希望を取り戻す時なのかもしれない。

第四章:政治で変える国創り
若者を中心に、個人の声が政治に届きにくい現状は否めない。どんなに切実な訴えも、権力を持たない声なき声は、風前の灯火のようにかき消されてしまう。無力感に苛まれ、諦めにも似た感情を抱くのも無理はない。しかし、諦めてしまえばそこで終わり。社会を変革する力は一人ひとりの心に宿っています。その小さな声が集まり、大きなうねりとなる時、政治は動き、国は変わる。
政治参加:未来を創造する力
政治は本来、一部の特権階級のものではない。それは私たち一人ひとりが主体的に関わり、未来を創造していくための手段。選挙権を行使するだけでなく積極的に政治に参加し、声を上げることが重要です。
選挙:候補者の政策や主張を吟味し、あなたの未来を託せる候補者を選びましょう。投票率を高めることも、政治への影響力を高める上で重要です。
意見表明:議員や政党に意見を伝え、政策への要望を伝えましょう。手紙、メール、電話、SNSなど、様々な手段があります。
政治活動への参加:地域の政治活動に参加し、政策決定プロセスに関わりましょう。市民団体やNPOなどを通じて、社会課題の解決に取り組むこともできます。
政治家を目指す:政治家になることで、より直接的に政策決定に関わることができます。若者や女性、多様なバックグラウンドを持つ人々が政治に参加することで、新しい視点や価値観が政治にもたらされます。
政治を変え国を変える
政治を変えることは、国を変えることです。そして、国を変えることは私たちの未来を変えることです。
閉塞感を打破する:古い価値観や制度に囚われず、新しい時代に対応できる柔軟な社会を築くことができます。
多様性を尊重する:多様な意見や価値観を認め合い、誰もが自分らしく生きられる社会を実現することができます。
持続可能な社会を構築する:環境問題や社会問題に積極的に取り組み、未来世代に豊かな地球を残すことができます。
日本の未来を担う若者たちよ、政治の世界に飛び込み、その力を示してください。あなたの情熱と行動がこの国の閉塞感を打ち破り、新たな時代を切り開く原動力となるはずです。政治に参加し声を上げ、未来を創造する力をつけて下さい。あなたの行動が日本の未来を明るく照らす光となることを信じています。

終章:新たな時代の幕開け
大麻は単なる植物ではない。それは可能性であり、希望であり、未来への鍵だ。次世代のリーダー・イノベーターたちよ、恐れずに挑戦せよ。偏見や困難を乗り越え、日本の真実を解き放て。そして社会を、世界を、より良い未来へと導け。
熱い情熱と魂で、新たな時代を切り拓け!

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