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執筆者の写真Ruck D Ruther

【大麻は悪なのか?】CBDの全貌に迫る!

更新日:8月12日

『薬物はダメ絶対!』

意味のないルールや固定概念の多い日本、それは薬物に関しても同じだ。LSDや大麻など、一部の **薬物** とされている植物・成分は本来、私たちの精神を浄化したり、うつ病などの精神疾患、トラウマ、そしててんかんや癌治療に至るまでメリットも数多く存在する。さらには、戦前の日本は大麻栽培・所持・使用を禁止する法律は存在せず、農家から個人に至るまで自由に大麻を栽培していた長い歴史があり、実は日本人にとってはとても馴染みの深い歴史ある植物なのだ。


そんな大麻の主成分の一つ、THCによる向精神作用の影響もあり、大麻は固く禁止されている。その一方、もう一つの主成分『CBD』は世界中で多くの人々に愛用されており、ここ日本でもTHCを含まないCBDは合法に摂取することができる。


この記事では、そんな "合法大麻" とも言える世界注目の成分、CBDについてどこよりも深く、詳しくまとめています。大麻のネガティブな印象を払拭させ、ぜひこの記事で大麻について、CBDについて正しい知識を身につけてほしい。



CBDの主なメリット

大麻草に含まれる主成分の一つ、CBD(カンナビジオール)には多くのメリットがあり、それらを完全に網羅することは現段階ではできません。下記は現時点で解明、示唆されているCBDの主なメリットです。


〇痛みの緩和:CBDは神経系と免疫系に作用して痛みを緩和させ、炎症性疾患や慢性疼痛の治療に役立ちます。

〇不安とストレスの緩和:CBDは神経系に作用して不安やストレスを緩和すると考えられています。抗不安作用があるため、うつ病や不安障害の治療にも役立っています。

〇痙攣の治療:CBDは脳に作用して痙攣を抑制、てんかんの治療などに活用されています。

〇睡眠の質改善:CBDは神経系に作用してリラックス効果をもたらし睡眠の質を改善、不眠症治療としての使用が最も多いです。

〇炎症の抑制:免疫系に作用して炎症を抑制し関節炎や自己免疫疾患の治療に役立ちます。

〇ニキビの治療:CBDは皮膚に直接作用して炎症を抑制するため、ニキビの治療にも効果的であると明らかになりました。

〇発作の治療:CBDは神経系に作用して発作を抑制すると考えられています。てんかん以外にも、多発性硬化症やパーキンソン病の治療にも役立ちます。

〇副作用の無さ:CBDはTHC(テトラヒドロカンナビノール)とは異なり、精神的な影響を与えることなく副作用も皆無。過剰摂取をすると、下痢や腹痛、眠気等が報告されています。

〇依存症の治療:CBDはアルコールやタバコ、薬物などの依存症の治療にも役立ちます。脳の報酬系に作用して中毒物質への渇望を軽減すると考えられています。


CBDは現在進行形で研究が進められており、その全貌は未だ未知の部分もありますが、2024年時点で明らかになっている事実をさらに詳しく、以下にご紹介します。ここから先は効果を幾つかに厳選し、そのメカニズムなども含めこの記事一本でCBDを最大限お届けします。どうぞ最後まで付いてきて下さい。


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1.CBDのデメリット

始めにデメリット。WHO(世界保健機関)は2017年に「CBDには副作用がほとんどなく、あっても非常に軽い」と報告しました。CBDの安全性と副作用について行われた研究では、1日1500mgのCBDを継続して摂取しても問題ないことが報告されています。大麻やCBDは未だ研究が進められており、未知の部分や可能性も秘めています。現時点では人体に悪影響はないとされていますが、人によっては以下のような副作用がでる事が報告されています。


・口の渇き

顎下腺のCB1とCB2(下記で説明)が活性化することにより唾液の産生を抑制します。結果、CBDベイプやオイルを摂取すると口腔内全体の乾き(ドライマウス)が副作用として現れやすいとされています。又は、ECSの調整が促進されることによって水分補給といったサインで表れている可能性も考えられます。こまめな水分補給や潤いを意識しましょう。


・眠気や疲労感

大量に摂取しすぎるとCBDのリラックス効果で眠気や疲労感が出てくることがあります。自分の中での最適の状態を見つけだし、あなたにあった適度な摂取量を心掛けてみて下さい。


・腹痛

一部の人は腹痛といった副作用が出る場合があります。対策として、摂取量を控え少しずつ体に慣らすといいでしょう。そんな副作用とは裏腹に、CBDは下痢の治療に効果があるといわれています。胃や腸にあるカンナビノイド受容体に作用し、胃腸の炎症を抑えることで下痢、炎症性腸疾患(IBD)、過敏性腸症候群(IBS)などの胃腸障害予防に繋がりますまた、腸管上皮バリアの機能回復や腸内細菌の安定にも役立つことが報告されています。


それではいよいよCBDのメリットに迫りましょう!




2.ECSの調整(エンドカンナビノイドシステム)


【最重要】ECSの調整

CBDの効果を知る前に、まずはカンナビノイド受容体、ECSと呼ばれるエンドカンナビノイドシステムを知る必要があります。最初に説明するこのECSを理解する事さえ出来れば、その後は水を飲むようになめらかでスムーズに頭に入ると思います。


エンドカンナビノイドシステム(ESC)は僕たち人間、及び脊椎動物全てが先天的(生まれながら)に備え付けているホメオスタシス(恒常性)を正常に保ち続ける上で非常に重要な役割を担っている生体システムです。これを書いている僕の体内、今読んでいるあなたの体内、今この瞬間も細胞同士が結合し合い、正常に連携する事で健康を維持してくれています。 ECSは主に神経細胞などの活動に大きな影響を与え、食欲、睡眠、記憶、不安、免疫反応、運動能力など、生きる上で必要不可欠な心身のプロセス、サイクルを支えている事が様々な研究で分かっています。


エンドカンナビノイドシステム ECS

体の内外から受けるダメージから、体の状態を最適に保ち続けようとする機能のことを指します。最も分かりやすい例を挙げると、暑い時は汗をかき寒い時は体を震わせ体温を調節したり、お腹がへるとお腹が鳴るなど。このように体が勝手に最適な状態に保ち調整してくれます、 これらは全て「ホメオスタシス」の働きによるモノなのです。周りの変化や環境に自分の体を適応、常に安定した状態を保つため、僕たち人間が生まれながらに持った防御機能というわけです。このホメオスタシスを正常に保ってくれているのが、エンドカンナビノイドシステム(ECS)です。


カンナビノイド受容体

CBD=植物性カンナビノイド

※CBDなど外から摂取するカンナビノイド

ECS=内因性カンナビノイド

※体内で生成されるカンナビノイド


人間は内因性カンナビノイドを体内で生成する事ができ、体内の調整や不調、異常時に適切な場所へカンナビノイドを送ってくれます。それらカンナビノイドを受け取るのが、カンナビノイド受容体、これから説明するCB1とCB2です。


CB1

1988年に初めて、セントルイス大学医学部の研究者がラットの脳にTHC(大麻草の成分)によって活性化される受容体があることを発見、その2年後「CB1 受容体」と名付けられました。CB1 は脳と中枢神経系に最も集中していますが、研究が進むにつれ新たな発見がされました。脳などと比べると少ないものの、胃腸や皮膚、さまざまな内臓器官にも存在する事が判明。CB1 による信号伝達は、身体のストレス反応、不安や痛みの緩和など、その他多種多様な生理的プロセスの調節に欠かせないモノとなっています。


CB2

1993年、科学者たちは2番目のカンナビノイド受容体「CB2」を発見。これは、免疫系全体、末梢神経系、代謝細胞、加え多数の内臓器官にも存在しています。イギリス・ロンドンを拠点に設立された、国際的な週刊科学ジャーナルNature』誌上で発表されたこの発見は、カンナビノイドによる信号伝達がどのように炎症を調節し、なぜ医療大麻が様々な自己免疫性疾患の治療に役立つのか、その解明の手掛かりとなりました。CB2 受容体は、脳の免疫機能を司るミクログリアアストロサイトを含むすべての免疫細胞に存在しています。


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カンナビノイド欠乏症

しかし、ECS(エンドカンナビノイドシステム=内因性カンナビノイド)は生活習慣の悪化や過度なストレス、老化などによって働きが弱くなる事が分かっています。健康体であれば体内で活発に生成されるはずのカンナビノイド、何らかの原因で異常をきたし不足すると "カンナビノイド欠乏症" に陥ります。カンナビノイド欠乏症は現代人に多い病気や老化に伴う様々な病気の原因となっています。例えば、カンナビノイド欠乏症によって引き起こされる疾患として、現時点で最もエビデンス(証拠)が多いのが過敏性腸症候群(IBS)線維筋痛症偏頭痛の3つです。他にも、CB2 受容体による信号伝達の異常は、メタボリック症候群末梢性ニューロパシーインスリン抵抗性、肝臓疾患、その他炎症性疾患を誘発する事も分かっています。


【その他カンナビノイド欠乏症との関連性が示唆されているモノ】

鬱病、乗り物酔い、多発性硬化症、糖尿病、ハンチントン病パーキンソン病統合失調症、摂食障害、社会不安障害、自閉症スペクトラム症候群、幻肢痛、緑内障、不育症、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、双極性障害 など。


カンナビノイド欠乏症には特定の症状はなく、睡眠障害や胃腸障害、食欲不振、疲労、アレルギー、風邪、集中力の低下など、些細な不調として心身に現れます。内因性カンナビノイドの分泌量を増やすために、ストレスを溜め込まないよにしたり、健康的な食生活などを意識する事で改善が期待できます。また、CBDオイルやサプリメントでカンナビノイドを外から摂取しECSの働きを調整、改善する事も有効な選択肢の1つです。


何の科学的根拠もエビデンスもない紀元前より古来、人類の先祖もまた、大麻を”薬草”として長年使っていた事実もこれで納得です。日本では違法の大麻草、僕たち人間の体内には誰しも最初から大麻草に含まれる成分、カンナビノイドが存在しており、カンナビノイドなくして生きていく事は不可能という、何とも矛盾した仕組み、世界です。笑


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3.ストレスの緩和

CBDとストレスの関係性について話す前に、ストレスとは何か、皆さんは答えられますか?感覚的に頭では理解していても、言葉にするのは意外と難しいモノです。そこでまずは、「ストレス」について簡単に知っておきましょう。


4つのストレッサー

そもそもストレスとは、外部などから刺激を受けたときに生じる緊張状態のことを指します。要因となる刺激にも大きく4種類あり、天候や騒音などによる物理的ストレッサー公害物質や酸素欠乏、タバコの副流煙などによる化学的ストレッサー、細菌やウイルス、体調不良などによる生物的ストレッサー、仕事や人間関係、社会的立場などによる心理・社会的ストレッサーが一般的な4つの要因です。大まかに分けると4種類ですが、現代のようにSNSやインターネット、テクノロジー社会におけるストレッサーは計り知れません。生き方と同様にストレスも変化しているのです。


3つのストレス反応

そんなストレスだらけの社会で生きている現代人、過度なストレスを受けると、身体や心理面にさまざまなストレス反応が起きてしまいます。主に「身体的反応」「心理的反応」「行動的反応」の3つに部類されます。身体的反応では、胃痛、下痢、便秘、頭痛、不眠など、身体を通じて起きるストレス反応。不安、苛立ち、うつ、集中力や記憶力の低下などの心理的反応、暴飲暴食やお金の浪費、八つ当たりやもの忘れなどの行動的反応があります。


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ストレスは悪い面だけじゃない??


一見、ストレスはデメリットばかりの悪者に見られがちですが、一方でストレスには気力や明晰さを高めたり、状況把握やエネルギー上昇、成長の鍵となる事も分かっています。


「過度なストレスは毒、適度なストレスは蜜」適度なストレスの最も分かりやすい例として、”お腹がすく” などの日常的に感じる小さなストレスが挙げられます。ストレスは力強く生きていくためには欠かせない要素である事もれっきとした事実です。


ストレスとの新しい向き合い方 "CBD"

ここで重要なのは "ストレスとどう向き合っていくか" です。運動や瞑想など、向き合い方は人によって様々ですが、その選択肢の中にもCBDがあることをもっと多くの人に知ってもらい、本当に必要としている人へ届けたい。カンナビノイドがCB1といった受容体に作用し、セロトニンドーパミンなどの神経伝達物質の分泌を促し、慢性的なストレス緩和に繋がる事は既に解明済み。CBDを継続して摂取する事でストレスレベルを下げる事は、ストレスに関連する特定の精神疾患(不安障害、鬱病、パニック障害など)の予防及び治療にも役立ちます。


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4.リラックス(不安の軽減)

CBDがもたらすメリット、続いては不安の軽減があります。ESCを構成する脳内ホルモン、セロトニンなどの分泌が活性化され間接的に幸福感が高められます。その結果、リラックス効果や不安の軽減をもたらす事が分かっています。理由のない気分の落ち込み、悲観、イライラ、うつなどの精神症状にもCBDは最適です。


幸せホルモン「セロトニン」

”幸せホルモン” として知られているセロトニン。 心のバランスを整える脳内物質のひとつ、精神安定や安心感、平常心、感覚が研ぎ澄まされたり、直観力向上など、脳を活発に働かせる鍵となる脳内物質です。 特にストレスや不安に対して効果があり、体内に備え付けの精神安定剤といった感じです。


幸せホルモンの分泌

膨らみ続ける日本人の不安


現代に生きる日本人の半数以上が「不安」を抱えている現代の日本。人間関係、仕事、お金、愛、人生、無気力、無価値、悲観、孤独、絶望、挙げればキリがないほど、漠然とした不安が蔓延している日本社会。あなたは不安とどう向き合っていますか?どう向き合っていきますか?大切な人が悩んでいたらどうしますか?


その選択肢として、CBDが存在しています。


タバコ CBDで禁煙


5.禁煙補助

CBDのメリット、続いては禁煙補助効果。


もしあなたがタバコをやめたいけどやめられない、やめようとしている、大切な人にやめてほしい。そんな想いが少しでもあるのなら、この記事はあなたの役に立つかもしれません。本題まで長いですが、どうぞ目を通してみて下さい。


タバコの効果 ※参考資料

タバコ、一言で言えばただの「害」「毒」です。タバコのパッケージにもしっかりと明記されていますが、ここで今一度再確認してみましょう。まず、タバコがもたらす病気として代表的なのがです。厚生労働省の政策レポートによれば、日本人の3人に1人が癌で死亡していると報告しています。


2014 年に世界保健機関 (WHO) が発表したレポートによると、たばこの煙には 7,000 を超える化学物質が含まれており、そのうち少なくとも 250 は人体に有害、少なくとも 69 は発癌性物質である事が公開されました。喫煙によって誘発される問題には、息切れ、喘息の悪化、呼吸器感染症、癌 (喉頭、中咽頭、食道、気管、気管支、肺、急性骨髄性白血病、胃、膵臓、腎臓、尿管、結腸、子宮頸部、膀胱)、冠状動脈性心疾患、心臓発作、脳卒中、慢性閉塞性肺疾患、骨粗鬆症、失明、白内障、歯周炎、大動脈瘤、アテローム性動脈硬化性末梢血管疾患、股関節骨折、不妊症およびインポ。更には喫煙している本人だけでなく、副流煙で周りの人にも重大な健康被害を引き起こすことも周知の事実です。


この地球上で約1億人もの人々が日常的に喫煙しており、日本及び欧州(EU)ではタバコが最大の死因の一つであると発表されています。WHOの別の調査では、タバコは死因の中で最も予防可能にも関わらず、毎年約600万人が死亡、5兆ドル以上(約600兆円)の経済的損失をもたらしていると報告しています。


タバコに含まれるニコチン・タールは「毒物」に指定されているほど、人体に悪影響な化学物質です。


タバコ依存性=ニコチン中毒

では何故、多くの人がタバコをやめようとしない、やめられないのか。喫煙者にとっては耳が痛いかもしれませんが、ハッキリと言います。その原因の1つに、タバコがもたらす快感があります。それがタバコに含まれる成分、ニコチン。ニコチンはタバコを吸うとすぐに血中を駆け巡り、受容体と結合し脳に達します。摂取すると血圧上昇、血管の老化促進、心拍数が上がり心臓に負担、快感となるドーパミンを分泌します、その快感を繰り返すうちにたばこがやめられなくなり、悪循環に陥ります。タバコを吸わないとイライラする、集中できないなどの一般的な症状はニコチンが不足し、脳が快感を欲しているサインなのです。

発癌性物質60種以上のタール

発癌性物質60種以上=タール

ニコチンとタール。どちらも人体へ及ぼすリスクが非常に高い事は大前提ですが、直接的に健康被害を及ぼす原因はタールの方が大きいとされています。タールとは単一物質ではなく、煙の中の目に見えない細かな粒子の総称で、フィルターや壁、歯の黄ばみなどを引き起こす物質です。 血液中のヘモグロビン(タンパク質)と結合して全身の細胞を酸欠状態にさせます。 その結果、運動能力の低下や動脈硬化を促進させます。発癌性物質の代表的なモノとして、ベンツピレンアミン類・NNKなどがあり、他にも発癌性物質が60種類以上も含まれています。



気が付いた時には手遅れ、自分の体を大切に出来るのは自分だけ。


さて本題、CBDで禁煙できる!?


YES

結論から言うと出来ます。禁煙は別の言い方をすれば習慣を断ち切る事でもあります。それは想像よりも難しく、実際にタバコ依存に陥ってしまった人にはとても過酷な道のりです。そこでオススメしたいのがCBDベイプ。上記で説明してきたストレス緩和や不安軽減などと同時に、「吸う」といった習慣はそのままに。喫煙の衝動が出た時にタバコではなく、CBDを吸う事で禁煙に大いに効果的である事が2013,2018年のイギリスの研究でも実証されています。


2013年、イギリスでこんな研究も行われました。24人の喫煙者(治験者)を集め、それらを二手に分け一方の12人にはCBD吸入器、もう一方の12人にはプラセボ(偽薬)吸入器を与えました。この24人の喫煙者には何を与えられているのかを知らせず、「喫煙の衝動があった時に吸入器を使用して下さい。」と指示をして一週間治験をしました。その結果、プラセボを与えた喫煙者は喫煙数に変化はありませんでした、対照的にCBDを与えられた喫煙者は最大で40%も喫煙数が減少したという結果になったのです。


CBDはタバコによる禁断症状、不安やイライラを軽減するのに役立ち、加えてニコチン中毒などの依存症にも効果的。タバコは発癌性があるのに対し、CBDは抗炎症作用や抗酸化作用があり肺がんなどのリスクも軽減。禁煙したい方はぜひCBDでチャレンジしてみてはいかがでしょうか?


6.睡眠の質向上とセックス

CBDは、睡眠やセックスに様々な影響を与えるとされています。


まず、CBDが睡眠に与える影響についてです。CBDは世界中で不眠症の治療薬として人気があります。レム睡眠を促進し、日中の過度な眠気を軽減。 CBDはパーキンソン病などの神経疾患を持つ人々の睡眠障害に特に有用であることも証明されています。


睡眠は生物にとって必要不可欠なものであり、身体の回復、調整し若返るための絶対要件です。しかし、様々なストレスに晒され続ける現代人、心身共に落ち着き質の良い眠り、眠り続けることがかつてないほど難しくなっています。カンナビノイドは体中に存在する複雑な受容体ネットワークに反応し、ホメオスタシスを促進させ、サーカディアンリズムの同期や生理機能の調整にも役立ちます。


上記でも説明した通り、CBDは神経系や免疫系に作用することで、ストレスや不安を緩和する効果があります。これにより、睡眠の質が向上するとされています。2019年、睡眠障害を持つ成人30名を対象にしたランダム化比較試験が行われました(Shannon et al. 2019)。この研究では、CBDを摂取するグループとプラセボ(偽薬)を摂取するグループに分け、2週間の変化を調査しました。その結果、CBDを摂取したグループでは不安やストレスの緩和と共に、睡眠の質が向上したという研究結果が報告されています。


次にCBDがセックスに与える影響について。CBDは、血管を拡張する効果があるため、血流を増加させることができます。これにより、男性の勃起力や女性の性的興奮が増加する可能性があります。また、CBDは筋肉のリラックス作用もあるため、性交時の緊張感を軽減する効果も期待できます。ただし、CBDに限らず個人差があり、すべての人に同じ効果があるわけではありません。


CBD 美肌効果


7.美肌・美容効果

最近の研究では、CBDが美肌美容効果をもたらす可能性があることも示唆されています。そんな事もあり、2024年にもなると、かなり多くのCBD美容製品も出回るようになりました。ではなぜ、CBDが美肌美容効果をもたらすのでしょうか?


〇抗炎症作用

CBDは、シミ、肌荒れ、乾燥、シワの原因となる皮膚の炎症を抑制することができます。炎症を抑制することで、これらの肌トラブルを軽減することができると考えられています。


〇抗酸化作用

CBDは、抗酸化作用を持っています。これは、CBDが自由基を除去することで、肌を細胞レベルで保護することができるということを示しています。自由基は、紫外線、ストレス、汚染物質などによって発生し、肌を老化させる原因となります。CBDの抗酸化作用によって、肌を若々しく保つことができると考えられています。


※自由基=化学反応によって生じる不安定な分子や原子のこと


〇保湿作用

CBDは、皮膚の保湿効果を高めることができます。皮膚が乾燥すると肌荒れやシワの原因となることがあります。CBDが皮膚に保湿効果をもたらすことで、これらの肌トラブルを予防することができます。


〇赤みを抑制する効果

CBDは、赤みを抑制する効果もあります。赤みは肌の炎症や過剰な血流によって引き起こされますが、CBDが炎症を抑制することで赤みを軽減することができます。


これらの効果から、CBDは美肌美容に役立つ成分であると考えられています。


CBDオイル 効果


最後に

CBDはまだまだ研究段階であり、科学的な根拠が不十分な点も多いです。特に、他の薬との併用をする際や、子供や妊婦の方は注意が必要です。しかし、それらを考慮してもCBDが身体へ与える効果やメリットは凄まじく、必要不可欠なモノでもあります。新時代のウェルネスケアCBD、日本でも常識となりつつあるCBDを上手く日々に取り入れ、人生に役立ててみて下さい。


大麻の女神 CBD


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大自然 × 現代科学

古代から伝承されし大自然の叡智、

そして現代科学が解明する自然の力。

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